ハワイの水道水は飲めます。美味しいと言われています。
アメリカ本土のように、水道水にフッ素を添加していないので、お酒造りには良いと醸造所の方も言っていました。
しかし、こんなこともあります・・・それは・・・
11月に、ハワイ、オアフ島のレッドヒルという場所で、地下に埋められている燃料が漏れて、飲料水にまじるという事件がありました。
レッドヒルはここです
近辺の住民が被害にあい、
軍の住宅に住む青年がシャワーを浴びて歯を磨いたところ、(シャワー中歯磨きすると言うのはアメリカらしいですよね)、目やのどがはれ、体調を悪化させて救急へ運ばれ入院するという事態が発生しました。
アメリカではよっぽどでないと入院にまでならないので、よっぽどひどかったのだと思います。
どれぐらい遠くまで被害があるのかなと思っていたら、
このレッドヒルはオアフ島最大の水源で、エワからハワイカイのほうまで供給されてるそうです。
うち、入ってるやん!
これ、ちょっとした事故というものではありませんでした。
実は、1940年、第二次世界大戦に備えて、この地区に、20基の燃料タンクが埋められました。
その大きさが想像を絶しますよ。
1つのタンクの大きさが、100フィート×250フィートです。メーターにすると、幅30メートル、高さ74メートル
それぞれのタンクに、アロハタワーがすっぽり入る大きさ!アロハタワーが20個埋まっている感じですか!
それが歳月に伴う劣化で、大きな燃料漏れを起こしたのが、2014年。
その時の量が27,000ガロン(約10万リットル)です。
1943年以来、漏れた燃料の総計は、18万ガロン(68万リットル)。
2021年の今年、5月には、1,600ガロン(6,000リットル)
11月には、14,000ガロン(53,000リットル)が漏れて、周辺住民の健康被害がニュースになりました。
この20基の巨大燃料タンクのわずか100フィート(30メートル)下にあるのが、
オアフ島最大の飲料水の水源なので、問題が起こっているのです。
安全対策をして閉鎖を求める声があがっていますが、
実はまだこれら燃料タンク20基のうち、18基は稼働中。
今後も相当量の燃料流出が想定されているものの、健康には問題ないレベルという軍側の声と、
移動を求める住民との間で、対立しています。
現在は、レッドヒルの3つの水源のうち2つを閉鎖しているので、海軍の住宅などがある周辺では、節水を余儀なくされているそうです。
もちろん水源地の水をそのまま家へ供給しているわけではないので、ある程度の不純物は取り除かれているでしょうけど。
思えばハワイの住宅は老朽が進んでいるので、パイプ内もきれいではないと思います。
個人で気を付けたほうがよさそうです。
気休めにしかならないかもしれませんが、ブリタの水道の蛇口につける浄水器をオーダーしました。
家で使っているのは、ブリタのピッチャータイプの浄水器なのですが、
水道の蛇口に付ける浄水器とダブル使いすれば、取り除きたい一般的なものは取り除けるようなので。
下はブリタから拝借した図です。
さすがに取り除ける物質に「石油化学物質」は書かれてないですが。
ピッチャー用フィルターは、塩素、水銀、カドミウム、銅、亜鉛を除去でき、
水道蛇口用のフィルターは、塩素、鉛、ベンゼン、アスベスト、粒子状物質、1,2,4-トリクロロベンゼン、農薬・除草剤、その他を除去できるようです。
私はAmazonでオーダーしましたけど、値段を調べると、Costcoも、ウォルマートも、ターゲットも、それほど値段に違いが無いようでした。
昔は、水道水にはミネラルが含まれていないので、健康志向の高い人たちが、ミネラルウォーターを買って飲む、という感じでしたけど、
最近は、フィルターした水、というのが主流で、売れているので、
ミネラルウォーターより安いけれど、そんなの買って飲む意味がわからない、と思っていましたけど、
ほんと、フィルターにかけないと心配です。
ブログランキングに参加しています。
お手数ですがぽちっと応援していただけると嬉しいです!