旅してきました。
理由はいろいろあるのですが、
1)恐竜の化石を見に行きたい場所、コロラドは、「以前の日常生活に近い状況で、安定している」と発表されており、旅行者の自己隔離がない。密になる環境を避けられる広大な場所。
2)万一、仕事が再開(しそうにないけれど)した場合、(昨年母の世話をしたく仕事を辞めて日本へ帰り、現在の職場へ再就職したため、一からの出発となり、)私の有休はゼロ&旅へ出られる見込みはずっとずっと先までないだろう。
3)新型コロナウィルスのため、職場が閉鎖して半年。もしも荷物を取りに行くことになるとしたら、無給休暇が終了すると当初言われていた10月4日以後(つまり10月4日以後に呼ばれたら職場へ行く体制でいる必要がある)
4)ハワイへ戻った後は玄関から外へは決して出られない自己隔離(Self-Quarantine)に14日間入らなければならない(破ると逮捕されるか罰金5000ドルの処罰)10月4日までに自己隔離を終えておこう
ということで、条件を満たす日数でいってきました。
普段、必要にかられて外へ買い出しへ行った後、帰宅すると、洗えるものはすべて洗剤で洗い、洗えないものはアルコールをスプレーして消毒し、衣類は洗濯、自分自身はシャワーで洗髪までしていたので、本来はびびり体質です。
空港内ではN-95のマスクを着用、アルコールスプレーと、イオン発生機(気休めと言われるけれど)を持っての出発です。
さて、本日無事、14日間の自己隔離を終了したので、ハワイへ戻ってきたらどんなことをしないといけなかったかを先に書きますと、
ハワイへの帰路の最中に:
1)ハワイ州政府のトラベルサイトに、旅先、航空機情報、ハワイでの滞在先などをケータイを使って入力します。終了すると、QRコードが出てきます。
ハワイへ着いたら:
2)飛行機から降りてホノルル空港内に入ると、通路にならび、一人ひとり、検温、ID提出確認、先ほどの政府のサイトに登録した証のQRコードが職員のiPadで読み取られ、「このまま自宅(または宿泊先)へ直行すること、14日間は(病院へ行く以外の理由では)外へ出ないこと」などを口頭で約束の後、iPadへ電子署名。
終了すると、そのまま通常通りに税関を通り、荷物をとって、帰宅です。
帰宅すると翌日から:
3)毎日メールとテキストで、政府のトラベルサイトへログインするよう連絡がきます。
ログインすると、どの便でいつハワイ入りしたかを選択し、状況を入力して、送信する。
これを欠かさず毎日14日間行います。
以上です。
では、旅のことを書こうかな。
空港につくとチェックインして荷物を預けますが、発熱症状が無いこと、解熱剤を飲んでいないことを口頭で確認された後、中へ入ります。
これはホノルル国際空港。ステッカーが貼ってある席は、空けておく席です。1席ずつ空けて座るよう配慮されていました。
空港内にはけっこう人がいますが、皆さんとても衛生面に気をつけていらっしゃるようすでした。
今回はデルタエアラインを使いました。デルタだけが、9月いっぱいまで、機内の中央席を空席にすると約束していたからです。1席空けて座れます。
他社よりチケットは高かったですが、安心感が全然違うと思います。
スプレー噴射と拭き取りにより消毒された後の機内に入ると、
入り口でフライトアテンドさんがアルコールワイプを手渡してくれ、それを持って着席です。
飛行機が飛ぶと、すぐに、ジップロックに入った水、アルコールワイプ、アルコールジェル、スナック菓子が配られます。
安全のため、枕もブランケットも無しです。イヤフォンも。
ごみの回収にしょっちゅうまわってくれます。
乗り換えのロサンゼルス空港に到着。山火事の煙で、何も見えませんでした。(機内では匂いはまったくしませんでした。)
空港の様子です。
そうしてコロラドのデンバー空港へ到着。
アメリカで3番目に広い空港だそうです。
空港へは昼前につき、そのままダウンタウンの宿泊先へ向かい、シャワーとアルコールできれいにしたあと、町を散策。なんと、けっこうな大きさのリスがいたるところにいます。
野兎も!
こんなかわいいものも。アイスランドの小人のおうちみたい。
木にドアがついてあるのが特徴的です。
公園で、同性愛者のキックボール大会が開かれていました。
日光が新型コロナウィルスを死滅させるというニュースが出てから、公園もオープンになり、外で過ごす人が増えたそうです。すごく楽しそうでした。
ノニみたいな実が落ちていて、あけたら栗みたいでした。秋だなあ。
夢のライブ会場、レッドロックへ行きました。
デンバー自体、マイル・ハイ・シティと呼ばれる標高1マイル(1600キロ)の街です。
スイスのツェルマットが同じ標高で、私は鼻血を出しましたが、気分はハイでとっても楽しかった。
今回もそれが心配でしたが、鼻血は出ず。しかしのどが常にカラカラ。気分はハイ状態です。
レッドロックは標高7785フィート(約1.5マイル)、約2372キロにありますが、もう気分は絶好調でした。下に見えるのがステージ!客席の石段の高さがけっこうあり、エクササイズに利用している人も多々。
私もウキウキ、走り回りましたが、息切れも無く、絶好調。
しかし実際にパフォーマンスする奏者さんたちには、控室に酸素ボンベが用意されているそうです。パフォーマンス前に酸素補給、途中でも酸素補給するらしい。
実際デンバーでステージに出てた人からの話です。
ステージに立ったところ
最高の気分です
ステージの様子
裏にある階段。登ってみればよかった。
ここからトレイルへハイキングへいけます。
いきなり蛇に遭遇。ハワイには蛇がいないので、大興奮しました。怖いし。
デンバー入りした4日前は、真夏日の摂氏37度だったのに、
2日前には急落して摂氏2度で雪が降ったコロラドですが、
この日は暑くて、のどがやたらとかわきました。
地層が美しくて、恐竜ファンにはうきうきする場所です。
すれ違う人たちもフレンドリー。犬連れの人もいます。
こんなふうなトレイルです。
お土産物屋さんもあり、中は小さな博物館にもなっていて、歴代のロックスターのものが展示されていました。
さて、デンバーの街の中です。これは州議会議事堂。きらきらしたドーム型の屋根がヨーロッパの教会かなにかみたいです。デモのあった数か月前にはフェンスが張られていたそうですが、今は取り外され、芝生の上で寝転がってのんびりする人たちもいました。
リバーフロントパークのそばにあるミレニアムブリッジ。船のマストをデザインしているそうです。
これはその前にある、天使の翼。たまりませんー!前で写真をとりました。とっている人たち多数。大きいです。
リバーフロントパーク。音楽を演奏している方たちがいて、それを聞きながらのんびり座る人たちがいたり、川に入って泳いでいる家族もいたり、とても素敵な場所でした。
さて、デンバーには犬連れの人がたくさんいました。
街にはこんなサインがあり、犬の糞を放置したら、罰金250ドルだから、ちゃんとピックアップしましょう、というサインとともに、ビニール袋が用意されてありました。無料です。素晴らしい。ところどころ、ビニール袋が空になっていましたが。
そして念願の恐竜の化石を見に、博物館へ。かなり広く、けっこう歩いてやっとたどり着きました。
入場料は、エキシビション無しだと、大人約20ドルです。中から眺めた外の公園。ここを歩いてきましたよ。
中には、はくせいがてんこ盛りで、まるで生きているかのように、環境まで再現されています。これは冬山のオオカミ。一人カメラ目線のオオカミがいる(笑)
嬉しくてもう一枚自撮りしました。
興奮するわー。いっぱい展示されています。
充実しています。
上からみたところ。
大きすぎてカメラにおさまりません。
時間が許す限りいられそうです。
作業する部屋もガラス張りになっていて見れます。岩から骨を出したり、レプリカのために石膏を流したりする部屋。
こんなのがのっしのっし歩いてたんだなあと思うと、わくわくします。
はあ、大満足でした。
他に、エジプトからの本物のミイラも2体あったり、ミネラル展では、たくさんのパワーストーンが見れたり、とっても楽しい博物館でした。大満足です。
さて、日を改めて、甥っ子が住んでいるコロラドスプリングスへ。
ガーデンオブザッゴッド(神々の庭)へ行きました。
ロッククライミングしたくなるような岩山がごろごろありました。まわりを車でも回れるし、トレイルを歩いてまわることもできました。
この広大な公園は、無料。持ち主が、訪れる人に永久に無料にしてほしいという約束のもと、政府へ寄付されたそうです。そう書いてある板がはめこまれています。
ロッククライミングする人は、用具を用意のもと、許可を得てください、と書かれてあります。
ガラガラヘビに注意のサインがありました。
神秘的で楽しい場所でした。
行ってみたかった場所、エバーグリーンへも行ってきました。
エバーグリーンは、小さな町で、名前の通り、常に緑のクリスマスツリーの木が山ほど生えてます。湖があり、こんな小さなダムになってました。
エバーグリーンの湖。このまわりをぐるっと散策できます。
疲れたら休むベンチもあります。
野鳥がいて、もぐって魚をとってました。
ゲートは開けたら閉めてください、というサインのついたゲートの扉。でも、柵が無い(笑
湖のまわりには、とても美しい別荘がたくさんありました。借りることができるようです。
ということで、息抜きも終わり。ハワイへ帰ります。
これは乗り換えのロサンゼルス空港。結構人がいます。しかしみなさん、衛生面に気をつけていらっしゃって、マスクは必須、透明のシールドを付けている人もちらほら。
ただいま。夜に着きました。そして14日間の自己隔離へ。
昨日でそれも終了です。
今日は歩いて買い出しへ行ってこようかな。久しぶりに玄関から先へ出ます。