2019年6月23日日曜日

アメリカシチズン・USパスポートが手元になかったのであわてた話

アメリカシチズンになってから
日本への帰国はアメリカのパスポートを使い、最長3ヶ月のビザなしでの日本での滞在となっています。

さて、今回、母が倒れた、延命治療はしない、家族や親類が集まっている、と聞き、急遽日本へ帰ろうとした先月のこと
航空券をオンラインで購入しようとあせっていた時に気付いたのが

パスポートが無い!

でした。

USパスポートですが、発行方法はこちらのUS政府のサイトに書いてありますが
https://travel.state.gov/content/travel/en/passports.html

手元に所有しているパスポートパスポート代金の小切手リニューアル申込用紙パスポート用の写真
以上を郵送すれば、新しいパスポートを自宅へ送ってくれます。
日本のようにパスポートセンターで本人が受け取る、というものではなくて、
郵送されてくる。しかも普通郵便で。
提出もたいてい取り扱いをしている郵便局という、厳しくするところがなんだか重点が違う感じのアメリカです。

リニューアルのパスポート、出来上がって郵送されてくるまで、6-8週間かかります

プラス60ドルで、2-3週間まで短縮できます。


理由があって地元のパスポート・エージェンシー・センターでの申請の場合、このプラス60ドルで大幅に短縮できますが、今回これのお世話になりました。


緊急発行の場合は通常2ケースあるようです。

1)生死にかかわる問題の場合
  -72時間以内に発行してくれる
  -必要なこと:
   パスポートセンターに電話で相談&地元のパスポートセンターへ予約をいれてもらう
   https://travel.state.gov/content/travel/en/passports/apply-renew-passport/emergencies.html
   こちらに番号等、記載されてあります
  -医師・病院による生死にかかわる緊急であることを書いた手紙&英文訳
  -航空券等のアイテナリー

2)その他の急ぎ
  -2-3週間以内に発行してくれる
  -必要なこと:
  -パスポート・エージェンシー・センターの予約を取る
  -航空券等のアイテナリー

私は今回1)の生死にかかわる問題での緊急発行を希望で、
実家から母のことを聞いたのが日本時間の金曜日。
日本の病院でのこの手のレターは週末は発行してもらえず、また、病院によっては発行まで1ヶ月かかるとのこと(生死にかかわる手紙なのに?!実際のところはわかりませんが。)
ハワイ時間の木曜日の真夜中過ぎに、パスポート緊急発行のページに記載の電話にかけ相談したところ、
翌日金曜日の朝に地元のパスポートセンターの予約を入れてくれ、
「航空券を先に購入して持参し、事情を話すよう」言ってくれ、
また、土日がパスポートセンターの休みになるため、発行は月曜日以後になるだろうと教えてくれました。

そこで月曜日の夕方の便の航空券を購入し、
翌日の金曜日に地元のパスポートセンターへ、写真、小切手、航空券のアイテナリーを持っていって事情を説明。

別用紙に記入後、エクスプレス代60ドルを追加で払うだけで、了承してもらえ
「月曜日の午前10時以後に出来ているはずだから、ここに取りにきてちょうだい」と言ってもらえました。

ほっと一安心。月曜日の10時過ぎにパスポートを受け取り、そのまま空港へ向かった次第です。
本当に72時間で発行してもらえた形です。



最初は、医師による生死の緊急性が書かれたレターを持っていないことで、お役所仕事なので認められないのではとほとんどあきらめていたのですが
心ある対応をしてもらい、本当に助かりました。

母は緊急事態を脱したので、私は10日後に一旦ハワイへ戻りましたが
明日から3ヶ月、日本へ滞在し、ICUにいる母を見舞いながら、実家の父と家のことをしていこうと思ってますー。

このブログ、
私のように、USパスポートのみ所有しており、手元に無いとか期限が切れてるまたは切れそう、という方のお役にたてばいいのですがー。

とにかく、どうしようという時は、

1)上記リンクのパスポート緊急発行希望の連絡先に電話をして、地元のパスポート・エージェンシー・センターへ予約を入れてもらい
2)航空券を買い
3)パスポート用の写真費用(パスポート代金は小切手またはキャッシュのみ。追加のエクスプレス代金はカード払いが可能。)航空券のアイテナリーを持って行く!

という手順になります。

この数日、数時間も、瀬戸際だと足踏みしたいぐらいイライラしたり切なくなったりしますが、深呼吸して乗り切ってください。


余談ですが
「手元にリニューアルされたパスポートが届いた場合は、そちらは返送してください」と言われました。
しかし、どこかの時点でそれは発行されなかったか、回収されたようで、
手元には旧パスポートだけが、パンチャーで穴が開いた状態で戻ってきました。


ラベル