2018年9月25日火曜日

7.スイスのバートラガツからバスでワーテンスタインヘ 【イタリア・ミラノからスイス一周8泊1人旅】

列車でイタリアからスイス入り。バートラガツ到着。ここでバスに乗り換えてワーテンスタインの山の上のホテルへ

もくじ

【イタリア・ミラノからスイス一周8泊1人旅】

1. 準備編&出発(9/23)
 番外編:スイスで交通費を安く済ます方法 
*イタリア*
2. ホノルルからミラノまで(9/23-24)
3. ミラノの街&ドゥオーモへ(9/25)
4. ミラノ、キャットカフェ&アペリディーポ(9/25)
5. ミラノ中央駅からティラーノへ(9/26)
6. ティラーノからベルニナ急行でスイス・バートラガツへ(9/26)
*スイス*
7. バートラガツからワーテンスタインへ(9/26)<今ここ
8. アルプスの少女ハイジの山へ行く(9/27)
9. バートラガツの豪華スパ(テルメ)へ行く(9/27)
10. バートラガツからアデルボーデンへ(9/28)
11. アデルボーデン、フルーティゲンからツェルマットへ(9/29)
12. ツェルマット(9/29)
13. ツェルマットでゴルナーグラートの山頂へ(9/30)
14. ツェルマットでスネッガへ(9/30)
15. ツェルマットからイタリア・ドモドッソラ、ストレーザへ(9/30)
*イタリア*
16. イゾラ・ベッラ(ベッラ島)へ(10/1)
17. イゾラ・ディ・ペスカトーレ(ペスカトーレ島)(10/1)
18. ストレーザの町(10/1)
19. ストレーザ、そしてミラノ中央駅へ(10/2)
20. ミラノからフェルノへ(10/2)
21. フェルノからハワイ・ホノルルへ(10/3)

スイスの列車からバスに乗り換えて目的地へ、これが女一人旅だった私の一番の不安でしたが・・

【バートラガツ】


イタリアのミラノ中央駅から列車を乗り継ぎ、スイスのバートラガツ Bad Ragazまで来ました。
泊まるホテルはここからバスで7分ぐらいの山のほうにあります。

これがその目指すホテル。これはグーグル検索で出てきたものを拝借させていただきました。

スイスのバートラガツ駅から15分ほど山の上にあるホテル、シュロス・ワーテンスタイン

ホテルはエクスペディアで予約しました。

今回一番の心配だったのが、この、駅からバスでホテルまで行く、というチャレンジ。
方向音痴だし、大丈夫なのか。バスターミナルがどこにあるのかわかるのか。
頼れるのは私一人の女一人旅。非常に心配でした。ネットで情報を収集しようとがんばったものの、あまり情報も得られずのまま。
しかし、実際行ってみると、心配は無用でした!

駅を出てすぐ、目の前にあり、非常にわかりやすかったです。
また、バートラガツの駅自体に、スーパーや簡単な食事ができるカウンターが併設されてあるので、非常に便利。お手洗いもあります。有料ですが。

女一人旅、一番不安だったのが、列車からバスへの最初の乗り換えとバスに乗ることでした

Post Bus(ポストバス)と呼ばれる黄色いバス。
バスのチケットはアプリでも購入できます。こちら
自転車も乗せられるし、犬もオッケー。

スイスのバス ポストバス

今回、チケットを事前購入しておらず、切符を買うのに、運転手さんに、ユーロしか持っていないと告げると、ユーロ払いで、スイスフランでおつりをくれました。
会話がもう身振り手振りな感じでしたが、運転手さんたちはとてもやさしかったです。

ユーロ払いでスイスフランでおつりをもらいました

車内はこんなふう。次はどこのバス停、という表示が前のスクリーンに出ていて便利。
降りたいバス停の前で、壁やポールについてあるボタンを押して知らせます。

初めて乗るポストバス

非常に狭い山道のトンネル入り口ですれ違うバス。スリル満点。

スイスのポスト・バスの運転は安心 細い山道ですれ違うとドキドキするけど

歩くには歩道が無いので難しそうです。


【ワーテンスタイン(ワーテンシュタイン)】


ワーテンスタインに着きました。ホテルはバス停のすぐそばでした。

スイス、ワーテンスタインのバス停前

ホテルの中。今回泊まったのは、シュロス・ワーテンスタイン Schloss Wartensteinというところ。
安く、しかも山の上で景色がよく、スパへのアクセスも無料でついている。朝食も評判がよく、wifiもある、お部屋の写真が綺麗だったので、エクスペディアで取りました。
スタッフの方、みなさん優しく丁寧で、英語も話してくれるし、最高に良い滞在になりました。お勧めしたい宿です。

スイスのホテル シュロス・ワーテンスタイン Schloss Wartenstein

右のデスクがフロントで、ベルをチンとたたいてスタッフを呼びます。
部屋へは左の螺旋階段で上がります。

スイスのホテル シュロス・ワーテンスタイン Schloss Wartensteinのフロント

お部屋はこんな感じでした。

スイスのホテル シュロス・ワーテンスタイン Schloss Wartensteinの一番安いお部屋

シャワールームも清潔

バスルームはとても清潔。暖房設備もありました

表。奥に薪をくべるところがあり、冬場はこの前でまったりできそうです。

スイス、バートラガツのホテル シュロス・ワーテンスタインの前庭

裏庭。

とっても綺麗な裏庭でロマンチック

巨大なキリストの像が建っています。

スイス、バートラガツのホテル シュロス・ワーテンスタインの裏庭に立つ巨大なキリスト像

ちょうど見晴らしのいいところにおいてある寝そべることができるチェア

スイス、バートラガツのホテル シュロス・ワーテンスタインの裏庭にあるチェア

バートラガツの町を一望。左下に見える楕円の窓の白い建物が、スパのタミーナ・テルメです。翌日、ハイジのふるさとをハイキングした後で訪れました。

ワーテンスタインからバートラガツの町を一望

キリストの像の向うに見えるのは、1206年に建てられたお城の廃墟!

スイス、バートラガツのホテル シュロス・ワーテンスタインの裏庭にあるお城の廃墟

裏庭にはお花も綺麗に咲いて、手入れが行き届いてます。

スイス、バートラガツのホテル シュロス・ワーテンスタインの裏庭に咲くスイスの花

さらに上の町へ、バス停1つ分、歩いて上がることにしました。小さな町ですが、レストランがあるようなので、おなかぺこぺこで。
歩道があるような無いような山の傾斜のきつい車道脇をてくてく。人一人あいませんでした。

ワーテンスタインからさらに坂道を歩いて上がる

ホテルなのか、家なのか、こんなかわいい建物が。

ワーテンスタインからさらに坂道を歩いて上がる

個人宅のパーキング。平らに作ってありますが、柵がありません。これ、暗闇でちょっと前進しすぎると、崖へ落っこちてしまいます。

ワーテンスタインからさらに坂道を歩いて上がる

山水が出ています。

プフェーファース スイス、バートラガツの山の方の町へ

かわいい建物。表のバケツに入った薪さえアート。

プフェーファース スイス、バートラガツの山の方の町

お庭のきれいなおうち。

プフェーファース スイス、バートラガツの山の方の町へ

結局、レストランは開いておらず、バーが開いていましたがドイツ語が読めず、戻ることにしました。
屋根や窓の古いおうち。

プフェーファース スイス、バートラガツの山の方の町へ

星の王子様がいました。

プフェーファース スイス、バートラガツの山の方の町へ

静かな山を背景に、風にゆれているスイスの国旗。色が映えて綺麗です。

プフェーファース スイス、バートラガツの山の方の町へ

帰り道、谷間にひびくカウベルがあまりにも美しく、短い動画におさめました。



とっても古い、でも素敵な建物

プフェーファース スイス、バートラガツの山の方の町からまたワーテンスタインへ

ホテル横、バス停にある湧き水

ワーテンスタインのバス停の湧き水

結局、ホテルのレストランでディナーをいただくことにしました。有名なシェフがお料理を作っているレストランだそうで、今回唯一のお贅沢な夕食になりました。

6時半オープン。山がとても綺麗。

ワーテンスタインホテル内にあるレストラン

テーブルセッティングも素敵。

ワーテンスタインホテル内にあるレストランのテーブルセッティングが素敵

「おじーさーん、山が燃えてる!」というハイジの言葉がぴったりくる山の色になってきました。

ワーテンスタインホテル内にあるレストランからのスイスの山の眺め

英語のメニューのほうがいい?と聞いてくれました。英語メニューがあって良かった!

ワーテンスタイン・レストランのメニュー

私はアルコールは弱いので、炭酸ミネラルウォーター。
パンを持ってきてくれましたが、ローズマリー入りのオリーブオイルにつけて食べるとなんともいえない美味しさでした。
小瓶に入っているのは、セージ入りのお塩と柑橘系のお塩。どちらも好みでオリーブオイルに足して、パンにつけて召し上がれとのことでしたが、どちらも美味しかった。

ワーテンスタイン・レストランでいただいたパン・オリーブオイルとシーズニングソルト

レストランからはバートラガツの町も見えます

ワーテンスタイン・レストランからバートラガツの町を一望

前菜にオーダーした本日のスープ。今日のスープはトマトスープだそうでしたが、まさか、こんなグラスに入ってくるとは!
熱々のトマトスープの上に乗っているのは、サワークリームというよりヨーグルトに近い、非常に甘酸っぱいアイスクリームみたいなもの。そのまま食べても美味しく、まぜてもまた美味しく、熱いスープと冷たいアイスが絶妙!
ぬるくならないのは、トマトスープがけっこうな具沢山で、とろみがあるため、アイスが混ざりきらないようになっていたからかも。計算して作ってあるのがわかります。
でもちょっとスプーンですくいにくい器でしたー

スイスのホテル ワーテンスタインのレストランでいただいたトマトスープ 絶品

そらが綺麗な夕焼け色になってきました

山が燃えてるように見えるアルプスの山々

そうして、だんだん

日が暮れていくアルプスの山々

夜に。今度は町明かりが綺麗。

スイスのホテル ワーテンスタインのレストランからの夜のバートラガツの町

メインにホタテとブラックパスタをオーダーしたら、副菜でスターチを選べたので、せっかくだからリゾットにしました。
リゾットがメインより美味しかった!ハーブとチーズ、アルデンテのお米。リゾットは右の銀のボールに入ってます。
もちろんパスタもアルデンテで美味しかった。イカ墨のようには生臭くなく、パスタに練りこんであるようでした。ちょっと器が日本っぽい気がする。

スイスのホテル ワーテンスタインのレストランでいただいたブラックパスタとほたてのソテー、ハーブリゾットのリゾットが絶品だった

おなか一杯ではちきれそうでしたが、ラテ・マキアートをお願いしたら、外のキリストの像の形をした、さくさくクッキーが付いてきました。
全部で41フランでした。暮らしているハワイの物価のことを思えば安いほうかもしれません。私にとってはお贅沢だけど。

スイスのホテル ワーテンスタインのレストランでラテマキアートを頼んだらクッキーがついてきた

天井のシャンデリアとグリーン。

スイスのホテル ワーテンスタインのレストラン


さて、ここで事件発生。

夜11時にシャワーを浴びて寝ようと思ったところ、お湯が出ず、いつまでたっても水のまま。
階下へ降りて、誰もいないフロントのデスクのベルをチン、と鳴らしてみました。

するとディナーのときに優しかったお兄さんが、こんな遅い時間ですが、チンって音に気付いて登場してくれました。
フロントが開いているのは午後6時までと聞いていたので、ありがたかったです。

片言の英語で「今シャワーを浴びたいの?じゃ、こっちにきて!隣のホテルならお湯が出るから!鍵を取ってくるからちょっと待ってて!」と、夜の寒空、ホテルからパジャマのまま、外へいきなり連れ出されることに。

下の写真が私の部屋の窓から見える隣のホテルなのですが、概観も、中もただの家みたいな普通の建物です。
その誰もいない真っ暗なホテルの玄関を鍵であけてくれ、階段を上がり、部屋の鍵をまた開けてくれ、私はちょっとどこへ連れていかれるのかと、非常に怖かったです。「ついてったらこうなった」の典型ではないのか。
こちらのホテル、誰も泊まっていない、スタッフもいない、無人のようだし、こんな夜遅くに誰もいない建物に若いお兄さんと2人きりはちょっと・・・

「いや、大丈夫、私はおばさんだから!」と言い聞かせる私。

で、扉をあけてくれたところには、すっごーく広いお風呂が!
浴室は私の部屋の3倍ぐらいあり、バスタブは私のベッドぐらいの大きさもある。非常に豪華なお風呂!
「わおーすっごーい!」思わず驚きの声をあげました。
ケータイを持ってくるんだった!とパジャマ姿で手ぶらの私はカメラを忘れたことを後悔。

「僕はホテルに戻って待ってるから、終わったら声をかけてね。戸締りに来るから」とお兄さん。

すごーい!と感動したものの、やっぱり一人旅の旅先の夜遅くに誰もいない建物の中、若い男性と2人きり、ちゃちゃっと熱いシャワーを広い浴室で浴び、元のホテルへまた夜道を走って、寒さに凍えながら戻りました。

後で思えば、ホテルとしては素晴らしい対応!本当に優しいスタッフでした。
怖がって申し訳なかったです。。。。本当に優しいスタッフのお兄さんでした。ありがとう!!!!

部屋から見た隣のホテル。誰も泊まっていそうになかった

部屋へ戻ってほっと一安心し、窓から見上げると月が上がってました。

スイスで見た月

お部屋のヒーターをつけてぽかぽか。
静かでふんわり温かく、これ、とっても気に入りました。バスルームにも付いてます。


心地よいベッドで朝までぐっすり眠りました。

明日もこのホテルに一泊します。
明日は一駅戻ったマイエンフェルトで、夢のハイジの山へハイキング。そしてその後、豪華ローマ風呂のテルメ満喫。





【イタリア・ミラノからスイス一周8泊1人旅】

1. 準備編&出発(9/23)
 番外編:スイスで交通費を安く済ます方法 
*イタリア*
2. ホノルルからミラノまで(9/23-24)
3. ミラノの街&ドゥオーモへ(9/25)
4. ミラノ、キャットカフェ&アペリディーポ(9/25)
5. ミラノ中央駅からティラーノへ(9/26)
6. ティラーノからベルニナ急行でスイス・バートラガツへ(9/26)
*スイス*
7. バートラガツからワーテンスタインへ(9/26)<今ここ
8. アルプスの少女ハイジの山へ行く(9/27)
9. バートラガツの豪華スパ(テルメ)へ行く(9/27)
10. バートラガツからアデルボーデンへ(9/28)
11. アデルボーデン、フルーティゲンからツェルマットへ(9/29)
12. ツェルマット(9/29)
13. ツェルマットでゴルナーグラートの山頂へ(9/30)
14. ツェルマットでスネッガへ(9/30)
15. ツェルマットからイタリア・ドモドッソラ、ストレーザへ(9/30)
*イタリア*
16. イゾラ・ベッラ(ベッラ島)へ(10/1)
17. イゾラ・ディ・ペスカトーレ(ペスカトーレ島)(10/1)
18. ストレーザの町(10/1)
19. ストレーザ、そしてミラノ中央駅へ(10/2)
20. ミラノからフェルノへ(10/2)
21. フェルノからハワイ・ホノルルへ(10/3)

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