2018年10月2日火曜日

21.イタリアからハワイまでの岐路 【イタリア・ミラノからスイス一周8泊1人旅】

イタリアのフェルノの町を出て、マルペンサ空港から飛び立ち、ハワイ・ホノルルへ

もくじ

1. 準備編&出発(9/23)
 番外編:スイスで交通費を安く済ます方法 
*イタリア*
2. ホノルルからミラノまで(9/23-24)
3. ミラノの街&ドゥオーモへ(9/25)
4. ミラノ、キャットカフェ&アペリディーポ(9/25)
5. ミラノ中央駅からティラーノへ(9/26)
6. ティラーノからベルニナ急行でスイス・バートラガツへ(9/26)
*スイス*
7. バートラガツからワーテンスタインへ(9/26)
8. アルプスの少女ハイジの山へ行く(9/27)
9. バートラガツの豪華スパ(テルメ)へ行く(9/27)
10. バートラガツからアデルボーデンへ(9/28)
11. アデルボーデン、フルーティゲンからツェルマットへ(9/29)
12. ツェルマット(9/29)
13. ツェルマットでゴルナーグラートの山頂へ(9/30)
14. ツェルマットでスネッガへ(9/30)
15. ツェルマットからイタリア・ドモドッソラ、ストレーザへ(9/30)
*イタリア*
16. イゾラ・ベッラ(ベッラ島)へ(10/1)
17. イゾラ・ディ・ペスカトーレ(ペスカトーレ島)(10/1)
18. ストレーザの町(10/1)
19. ストレーザ、そしてミラノ中央駅へ(10/2)
20. ミラノからフェルノへ(10/2)
21. フェルノからハワイ・ホノルルへ(10/3)<今ここ


イタリア・ミラノから始め、スイスを一周する旅も終わり、本日は早朝からイタリアを飛び立ち、イギリスのヒースロー空港で乗り換え、アメリカ・ロサンゼルスで乗り換えて、ハワイはホノルルまで帰国します。

イタリアからハワイへ帰国


早朝の午前5時45分、真っ暗な中、B&Bの玄関に立つと、1階から綺麗な女性が出てきてくれ、シャルのドライバーだとおっしゃいます。

「前の席に一緒に座って」と言ってくれ、助手席に。前の席はなんと、3人用でした。
シフトを操作しながら暗くて細い道を器用に運転してくれました。
電車だとすぐですが、車だと大回りするのでかなり運転してもらうことになります。

歩いて駅まで行き、ここまで来るのは真っ暗な中、やっぱり不安だし、シャトルをオファーしてもらってよかったなと思いました。

笑顔でお別れしてくれました。

【イタリア・マルペンサ空港】


マルペンサ空港からハワイへ帰国です

ゲートがわからない。尋ねるとかなり先でした。

イタリアのマルペンサ空港での出発と到着の飛行機のゲート表示

空港は広い。

マルペンサ空港は広い

免税店の中にもカフェ

ミラノのマルペンサ空港内の免税店にもカフェがありました

空港店内のお店に日本のガイドブックがありました。giapponeって書くんだなあ。しかも頭文字も小文字。興味深い。

マルペンサ空港内の本屋さんにあった、日本のガイドブック

実は私はメタルが好きなのですが、同じ飛行機にメタルバンドだろうと思う方たちが乗ることに気づきました。こっそり撮影

アングラのエド・ファルシさん率いるバンドにミラノ・マルペンサ空港で出会う

前から撮影。

アングラのボーカルだったエドゥ・ファルシとバックのバンドでした

バンド名を尋ねると、英語がよくわかんなかったのですが、中央のエドゥ・ファルシさんは、アングラというバンドでボーカルをしていたそうで、今回、ボーカルの世界ソロツアーとして、バックのバンド、リバース・オブ・シャドウと共に移動中とのことでしたが、
後でグーグル検索して知ったのですが、イタリアから私と同じくヒースロー経由、アメリカで乗り換えて、行き先はなんと、日本でした。

アングラのエド・ファルシさん率いるバンドにミラノ・マルペンサ空港で出会う


みんなすごく仲良しなようでした。楽器が重くて大変そうにされてました。
機内ではギターが上の棚に入らず、通路に置くことになり、大変そうでした。

朝日が出てきました。

マルペンサ空港で見た朝日

朝8時過ぎにミラノ・マルペンサ空港を飛び立ちました。

いよいよ離陸

バイバイ、イタリア。

ヨーロッパ上空、たぶんイタリアかスイスかそのあたり

どこの国の上空にいるのかなあ。雪山が見えてきました。

たぶんスイスの上空かな

イギリス上空。けっこうあっというまにヒースロー空港へ。

ヒースロー空港へ

ここで大変なことになるとは、まだこの時、私は知らなかったのです。

【イギリス・ヒースロー空港】


ヒースロー空港へ到着しました

乗り換えのゲートまで移動。

ヒースロー空港でアメリカ行きへ乗り換えです

【事件発生・・・】


さて、ヒースロー空港では乗り換えだけでしたが、国際線への乗り換えなので、また税関がありました。
ここの税関、非常に厳しいようで、私の前のおばあちゃんが、手荷物に入れていたローションの小さな容器が、ほんのちょっと、規定より大きめというだけで、処分されていました。

そこで私の手荷物がひっかかりました。
ハワイで日常、家の鍵につけてある護身用の耳の尖った犬のキーホルダーが、殺傷できる武器と判断されて、処分だけでは済まされず、セキュリティーを呼ばれてしまい、
セキュリティーが、これは警察を呼ばなければならない!と判断し、なんと警察まで呼ばれてしまいました。

乗り換え時間は2時間ほどしかありません。警察官は、なかなか来ない。セキュリティーの男性はけっこう冷たく、何時に来るかわからないけど、警官は今こちらへ向かっているから、と言い、そのまま勤務交代のようで、去っていっちゃって。
私は置き去りです。
飛行機の乗り換えに間に合おうが、間に合わないが、知ったこっちゃない、という態度で非常に冷たかったです。

後でわかったのですが、イタリアとイギリスは近いけれど、時差が1時間ありました。
この時はまだそれを知らず、警察官が到着する頃に、アメリカ行きの飛行機が出てしまったと思い、絶望的な気持ちになり、ああ、どうしたらいいのかしら、と心細くなって涙が出てきてしまいました。

やっとこさ、警察官が2名登場。
涙がポロポロ出てくる私に、こういったことは国の法律が違うのでよくあることだから、泣かないで、大丈夫だから、と言ってくれ、決まった作業にかなり時間がかかったけれど、優しくしてくれ、無事開放されました。
パスポートの写真を撮ったり、住所や供述書をとられたりをしましたが、乗り換えの時間を心配してくれ、「まだ大丈夫だ」と確認しながら作業してくれました。
そこで時差のことを知って、本当にほっとしました。

警察官の方たちの対応にはとても感謝してます。
今後気をつけようと思った次第。

で、ブリティッシュ・エアウェイズの午前11時半発、アメリカ・ロサンゼルス行きに無事乗ることができました。

今回の旅行では、どこでも皆優しかったのですが、ヒースロー空港では、搭乗の列に並ぶ私の前に、イギリスの中年ー年配の男性が先立って横はいり。しかも平然と、当然のように。2組・4人いっぺんに。

驚いたというより、あっけにとられた感じです。

たぶん、そこにいたアジア人が私だけだったからなのか、当然のように、ためらうことも、申し訳無さそうな態度もなく、入り込みました。
紳士の国というけど、紳士ってどういう定義なんだろう、と思いました。
淑女には紳士であって、アジア人は淑女に数えない、どうでもいい存在なのかしら。

私はいいけど、私の後ろにならぶ人も、4人分待たないといけなくなったので、かわいそうでした。

人種差別はどこにでもあるもので、過去にされたこともあるし、つまんないことだから、気にしないようにしているのですが、先ほどの事件の後なので、凹みました。
しかし、機内に入り、この平然と横入りした方たちが、ファーストでもビジネスでも、エコノミープラスでもなく、自分と同じエコノミーの後ろのほうの席だったので、なんだ、と、ちょっと笑ってしまいそうになった次第。

気にしないでおこうと思いました。

いろいろあったヒースロー空港でした。

【アメリカへ帰国】


さて、ブリティッシュ・エアウェイズもとっても感じよくて快適でした。ジンジャーエールは小さな缶で、2つもいただきました。

ブリティッシュ・エアウェイズの機内サービスは良かったです

11時間のフィライト、国際線なので機内食が出ました。
またチキンかパスタか尋ねられ、パスタにしましたが、やっぱりアツアツ!温かいというのではなくて、本当にアツアツで美味しい。
デザートはチョコレートプディングみたいな感じのものでした。濃厚で美味しかったです。

ブリティッシュ・エアウェイズのイギリス・ヒースロー空港とアメリカ・ロサンゼルス空港間に出た食事

おやつにチョコレートでカバーされたバニラのアイスバーが出ました。嬉しい。

食事の後に出たアイスクリーム。雲の上で食べられる幸せ

映画を5本見たつもりが、6本も見てました。
そして朝食。チキンかチーズか尋ねられ、チキンと答えたらチキンとバジルのフォッカッチャが出てきました。冷たいパスタサラダも美味しかったです。
デザートはフルーツケーキ。

ブリティッシュ・エアウェイズのイギリス・ヒースロー空港とアメリカ・ロサンゼルス空港間に出た朝食


【アメリカ・ロサンゼルス空港】


無事、ロサンゼルス空港に到着。アメリカの国旗を見たときは、ああ、無事かえってこられた!って嬉しくてたまりませんでした。
ここまで帰ってくればもう安心。

ロサンゼルス空港に到着。国旗を見て帰国できたことに、ほっとしました。

ロサンゼルス空港での乗り換え待ち時間も2時間。心に余裕が無かったのか、一枚も写真を撮らないままでした。

ロサンゼルス空港からホノルル空港へ。


【ホノルル空港】


夜8時前に到着。ミラノのマルペンサ空港から21時間かかりました。
ただいま、ホノルル

ホノルル空港の出口を出たところ。

息子が車で空港まで迎えに来てくれていたので、帰り道、アラモアナ・ショッピング・センターの「ごま亭」へ寄ってもらい、遅い夕飯をいただきました。
ごま坦々、美味しかったですー

ごま亭のチキン・カツ・カレーと、坦々面、美味しかったです

この翌日は、なんと17時間も眠りました。
身体の疲れというより、ヒースロー空港での精神的疲れが大きかったように思います。

急にお休みを取れることになり、どこへ行こうかと考え始めたのが1ヶ月前で、1ヶ月の間にプランを立てて実行したわりには充実のたびができ、
思い切って一人でも旅に出てよかったです。

旅行中、フェイスブックに写真を上げていたのですが、wifiがあるのがホテルだけだったので、毎晩アップし、それを12時間時差のあるハワイの友人、同僚が、毎朝見て、安否を確認していてくれたことが、心強く、嬉しかったです。

また自分の殻から飛び出した冒険をしてみたいと思ってます。

お読みいただいてありがとうございました。

Chiemi

20. ミラノからフェルノへ>>ここ(終わり)



【イタリア・ミラノからスイス一周8泊1人旅】

1. 準備編&出発(9/23)
 番外編:スイスで交通費を安く済ます方法 
*イタリア*
2. ホノルルからミラノまで(9/23-24)
3. ミラノの街&ドゥオーモへ(9/25)
4. ミラノ、キャットカフェ&アペリディーポ(9/25)
5. ミラノ中央駅からティラーノへ(9/26)
6. ティラーノからベルニナ急行でスイス・バートラガツへ(9/26)
*スイス*
7. バートラガツからワーテンスタインへ(9/26)
8. アルプスの少女ハイジの山へ行く(9/27)
9. バートラガツの豪華スパ(テルメ)へ行く(9/27)
10. バートラガツからアデルボーデンへ(9/28)
11. アデルボーデン、フルーティゲンからツェルマットへ(9/29)
12. ツェルマット(9/29)
13. ツェルマットでゴルナーグラートの山頂へ(9/30)
14. ツェルマットでスネッガへ(9/30)
15. ツェルマットからイタリア・ドモドッソラ、ストレーザへ(9/30)
*イタリア*
16. イゾラ・ベッラ(ベッラ島)へ(10/1)
17. イゾラ・ディ・ペスカトーレ(ペスカトーレ島)(10/1)
18. ストレーザの町(10/1)
19. ストレーザ、そしてミラノ中央駅へ(10/2)
20. ミラノからフェルノへ(10/2)
21. フェルノからハワイ・ホノルルへ(10/3)<今ここ

ミラノからスイス一周女ひとり旅

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